【持論】数学ってなんだろ?
数学はあまりにも根本的すぎる学問で,多くの分野,側面があるし,その利活用方法も無限。
しかも,実際に学校で学ぶ内容は「事象の抽象化」とその「数学的利用」ばかり。
そりゃ,今なにしてるんだろって学ぶ意味を見失うこともあるよね。
実際,数学の進歩はすさまじくて,証明されたことが現実世界で利用されるまでに何十年,何百年かかることも”ざら”。
でも最初はその時間差ってなかったと思うんだよね。
大昔の人は4人家族に対して100匹の魚を釣ってくることはなかっただろうし,食料が全部なくなってから狩りに出かけることもなかったんじゃないかな?
これって算数じゃない?
これは持論だから「正しい」とは限らないと強調しておくけど…
上に書いた大昔の人は,確かに生活のために計算しただけかもしれないけど,そのうち,この釣り竿はこれくらい使うと壊れるからこれくらい準備しておかなければと考えたり,隣の家族とどれだけ釣れるか勝負を始めたり,小石をお金代わりにして釣れる数で賭けを始めるたりしたのかもしれない。
それでも飽き足らず味の追求,釣り竿の改良,魚の種類や生息域の調査,新たな釣具の開発等々…
こうやって人は「課題を見つけて解決する」ということを繰り返して進歩してきたけど,いつしか生活に余裕ができてきて,現実から一歩先へ,算数から数学へ進むタイミングがあったと思う。
その一歩は,何かに利用したいとか目的があったわけではなく,ただ純粋に知らないことを知りたいという
好奇心
だったはず。
現実味の強い理科や社会,国語,外国語でなく,数学だったからこそ,そう言い切れる。
その純粋な好奇心が,他の学問と影響を与え合いつつ,長い時間をかけて積み重ねられ,広げられてきたのが数学だというのがボクの持論。
ボクなりの回答
さて,本題に戻るね。
質問者の中でも,純粋に数学がどのように利用されているか知りたい人はここまで読めば十分。
あなたのような好奇心があれば,世の中で数学がどのように利用されているか,いくらでも見つけ出すことができるから大丈夫。
そうではなく,単純に数学から逃げるためにこの質問をしたあなたへのボクなりの回答は,
「それは数学ができる人にしか実感できないよ」
だね。
卑怯にも思えるけど,これが一番しっくりくる。
もちろん,色々と補足はするけど,「実感」できるのはやっぱり習得してからだから。