よく聞く話だけど
「勉強してるんだけど結果が出ない…」
って感じたことある?
実際、入塾希望者にもこういう悩みを持ってる人がかなり多い。
でも、勉強しなきゃ結果が出ないのは当然だけど、勉強しても結果が出るとは限らないし、どこまで自己分析できているのかが疑問。
こういう生徒に、
- 勉強したこと
- 身についたこと
- なぜ結果が出なかったのか
- 前回の試験結果を受けて何を変えたか
を聞いても、だいたい曖昧な返答しかない。
結局、がむしゃらだったのかな?って話になる。
で、一緒に結果を分析してみると、色々と問題点が見えてくる。
勉強には絶対戦略が必要。
努力は報われてほしい
基本的には戦略とPDCAで「勉強してるんだけど結果が出ない…」ってことはなくなるはず。
だけど,それだけでは「努力」と「モチベーション」が両立しづらいのも分かる。
ざっくりいえば,
「頑張っただけ結果が出てほしい」
という感情。
分かる。
勉強方法や勉強時間の問題じゃない。
自分がこれだけ努力したのになんで結果が出ないんだ,ってね。
現実は…
知っておかなきゃいけないこと。
例えば,100点満点の数学のテスト。
テスト範囲の問題が全部で100問,テストに出題されるのが20問だとする。
ということは範囲の中から20%(=出題率)しか出題されないということになる。
仮にテスト範囲の50%が解けるようになっても,覚えていない部分から出題されたら0点だし,逆なら100点の可能性もある。
確実に50点とるには,テスト範囲の90%を解けないといけない。
これが「努力」と「結果」が比例しない理由。
「努力」と「学力」が比例したとしても,テスト範囲の90%を解けるようになるまでは「結果」が安定しないということ。
加えて,出題率は小テストや定期試験なら高いけど,これが受験ともなれば1%未満。
傾向を分析すれば多少は緩和されるけど,9割以上できるようにならないと安心はできない。
裏を返せば,模試の結果もあてにならないし,受験当日まで諦めちゃいけないということにもなるけどね。
まとめ
上の理由から,努力しても結果がすぐに出るとは限らない。
じゃあ「勉強しても結果が出ない」という感覚を払拭するには?
1回,結果を出すしかない。
どんな小さなテストでも,成功体験さえあれば次また結果が出せると自信が持てる。
努力を積み重ねて,学力を高め続けて,やっと結果が出るという事実から常に目をそらさないこと。
これは決して感情論じゃないからね。