睡眠まで上手く活用する
寝ている間に人間は脳内の整理をする~というような話を聞いたことがあるかな?
それはまあいいとして,君は何を考えながら眠りにつく?
当然,人によって違うとは思うんだけど,ぜひ一度,頭の中が勉強モードのまま寝てみてほしい。
単純に,寝る直前まで勉強をして,勉強した内容を考えながら寝るんだ。
スマホ,テレビ,ゲーム,マンガ等,勉強以外のことに触れずにね。
すると何が起こるか,体験してみれば分かるはず。
寝る直前に勉強以外のことをしたときとの違いが分かれば,君は睡眠を勉強に活用できる素質がある。
気になるなら何日か続けてみてもいいよ。
寝る前は暗記と復習
まず言っておきたいのは,眠くなったらすぐに寝てほしい。
眠さをこらえて勉強しても意味がないし,眠くなったときに寝るのが一番良い睡眠になるはずだからね。
睡眠時間は6時間くらいにして,朝に勉強すればいい。
自分がだいたい何時くらいに眠くなるか分かっているなら,逆算して最後の30分を暗記と復習に充てよう。
暗記
寝る前はいい意味で力が抜ける。
そして,リラックスした状態が好ましいのはやはり暗記。
勉強の基本は書くことだけど,暗記はテキストとのにらめっこで,本を読むように頭に入れる必要があるからね。
内容としては,英単語・熟語,古文単語,歴史。
習慣化するのであれば,圧倒的に量が多い英単語・熟語がいいね。
単語帳で単語と意味だけ暗記しても本番で出てこないという人は,単語を使った例文を読んで,単語と感情を一致させるようにしよう。
起きてすぐ復習すれば,寝る前の暗記の効果が実感できるはず。
復習
寝ている間に記憶が整理されるということは,覚えが薄い部分が消されてしまう危険性があるということ。
それを防ぐために,その日にやったことを,ノートを見て復習しよう。
具体的にもう一度問題を解くのではなく,こんなことやったな~程度に内容を見直すだけで十分。
というか,それくらいで復習できるようになることを目標にして勉強すべき。
寝る前は冷静になれるから,ちゃんと理解できていないところを発見したら付箋を貼り,翌日以降に確認しよう。
ノートを見るだけだから全教科で10分もかからないんじゃないかな。
数学の難問であればもう一度完璧に解答できるか確認する必要があるけど,それ以外の問題,教科であれば復習はこれで十分。
ちなみに,休み時間や移動時間のような限られた時間なら,新たに覚えることに時間を使うより,復習をしよう。
復習はまとめてやらず,こまめに行う。
まとめ
人は絶対に眠る。
眠るからにはそれを活用しない手はない。
寝るときくらいゆっくりしたいと思うかもしれないけど,実際,寝る前に何をしようが寝ている間は勝手にゆっくりしてるんだから。
受験生は時間との戦いだよ。
とはいえ,新たな勉強法を知ったら,必ず実践をして効果を確かめて取捨選択しよう。