定期的にアウトプットしよう
技を覚えて磨いたら戦おう。
知らない敵に戦いを挑み,勝って初めて実力になるんだ。
それに,色々な敵と戦わないと,その敵にふさわしい技が何かを見極める力もつかないしね。
だから,どの教科においても定期的にアウトプットはしなきゃいけない。
初見問題,テスト形式の問題は本屋にいけばゴロゴロ転がっているよ。
英語
長文読解のアウトプットは言われなくてもやるんだけど,英単語や文法はインプットで終わらせがち。
英単語,文法もテスト形式の問題集を使ってしっかりアウトプットしよう。
あと,本番で出題されないとしてもライティングを疎かにしてはダメ。
リーディングとライティングは表裏一体。
これらの力は互いに支え合っているから,ライティングのアウトプットもしっかりすること。
数学・理科
数学や理科に関しては,演習形式の問題集を使うと効率よく技が覚えられる。
でもそれで終わりじゃなくて,必ず実践問題集を使おう。
演習に使う問題集のレベルを上げれば守備範囲は広くなっていくけど,実践問題集で穴がないか探すという作業も必要だよ。
特に,数学,理科は独特な表現が多いから,アウトプットすることで,自分がどこまで細かく理解できているか確認できるしね。
インプットしたものがそのまま出題されることが少ない分,実践力が問われるのがこの2教科。
社会
社会に関しては知らないうちにアウトプットしているパターンが多い。
用語問題なんかは意識してアウトプットしなきゃいけないけど,記述問題はどれも総合力が試されるからね。
社会は問題が多様だから,類題という考え方が当てはまりづらい。
自分の中から,問われていることに適した知識を引っ張り出し,まとめて吐き出す。
こうやってアウトプットをくり返すことで,知識を増やし,定着させることにもつながるんだ。
国語
圧倒的なアウトプット不足なのが国語。
これは君にも思い当たる節があるはず。
現代文に関しては抑えるべきポイントが少ないからインプットはしやすい。
その分,どんな文章を出されても正しく読み解けるようにアウトプットを積み重ねよう。
国語力というのは全科目を下支えするものだから,小学生のうちからしっかり取り組まないとね。
古典に関しては英語と同じ。
本番で試されるのはアウトプットする力
試験においては,インプットしたものそのままの問題(A)と,そうでない問題(B)のバランスが難易度のを決める要素の一つ。
学校の定期試験はほとんどがAだから,しっかりとインプットできれば満点を狙える。
でも,受験ではそんなことはなく,偏差値が上がれば上がるほどBの割合が増える。
ちゃんと覚えられるかより,覚えたものを活用できるかが重視されるからね。
Bで得点するには,インプット・アウトプットの量を増やすしかない。
まとめ
技を覚え,磨くことはとても重要。
技の難易度を上げれば,倒せる敵も増える。
ただ,それだけで終わっていたら本番で勝てるかどうかはわからない。
技の習得が途中であっても,本番さながらの敵に戦いを挑み,自分の実力を常に確認すること。
覚え,磨き,戦い,結果を分析し,また覚え,磨き,戦い…
それを繰り返せば,確実に合格に近づけるよ。