勉強を習慣的な行動にはできない
ここからは,勉強を優先順位の上がりやすい行動に変換することはできないのか考えてみよう。
まあ,本質的には研鑽的行動だから擬似的にはなるけどね。
まずは,生理的,快楽的な行動に変換できるかだけど,可能性は0ではないし,理想的ではある。
勉強しないと寝られない,勉強より楽しいものなんてない,という人にとっては,やる気スイッチは常にオンだからね。
ただ,そうなるためには勉強に惚れ込まなきゃいけないから,ある種の運命的な何かが必要。
惚れようと思って惚れられるものじゃないんだよ。
恋は落ちるもの,だからね。
ただ,毎日好き好き言っていれば,勉強は振り向いてくれるはず。
嫌ったままだと何も始まらないよ。
さ,次に勉強が義務的な行動に変換できるかというと,これは可能。
昔ながらの教育ママなんてその良い例。
親や塾が監視しながら強制的にやらせればいいからね。
よく義務的にやっても学力は伸びないという人がいるけど,それは嘘。
管理指導系の塾なんてそれでばんばん実績出してるし,大事なのは勉強の中身だから。
ただ,大学に合格した後,自律できなくなる可能性はあるよね。
それまでの反動で全く勉強しなくなったなんて話も聞くし。
やっぱり,後々のことを考えれば自主的に勉強できるのようになるのが一番いい。
最後に習慣的な行動に変換できるかだけど,これだけは無理。
ここでいう習慣的な行動というのは,例に出した歯磨きみたいな無意識でできる単純作業だけだから。
頭も使うし,やることが毎回違う勉強なんて習慣にはできないよ。
ただ,毎朝5時に起きて,朝ごはんを食べ,支度をして,6時に勉強机に座ることはできる。
その状態から勉強を始められるかが問題なんだよ。
勉強が習慣になっているという人は,そのタイミングでやる気スイッチを上手く押せているんだろうね。
他の行動の優先順位を下げる
正直いってこれは難しい。
今の時代,どこで勉強しようが手元にはスマホがあるからね。
勉強以外の行動の優先順位を下げたければ,単純にそれらができない状況に自分を追い込むしかない。
まあ,それができた時点でやる気スイッチは押せてるようなものだけど。
まとめ
人の思考はいたってシンプル。
優先順位に従うだけ。
自分の中での勉強することの価値を高めて,勉強がしたい自分になっていこう。