暗記カードの作り方
丸暗記はノートがあれば十分だけど,関連暗記は暗記カードを使おう。
順番を変えれば丸暗記になるのを防げるからね。
コンパクトだから短い空き時間や移動中にも使えるし,作っている最中に覚えちゃうなんて副作用も。
暗記カードは回数が命,みたいな人もいるけど,僕の方法ではあくまで超コンパクトな濃縮されたノート,という位置づけ。
だから,書く内容も問題と解答だけじゃないし,表→裏,裏→表の両方ができるようになって初めて覚えたと判断するよ。
カードの条件
- 大きさ:大きめの字を書く余裕のあるもの
- 紙質:裏面が透けないもの
- 表紙:表紙と裏表紙がプラスチック製のもの(の方が安心)
- リング:脱着可のもの(あとで分別するから多めに準備する)
作り方
まずは,ぱっと見たときに表裏が分かるように,表に印をつける。
カードをまとめてもって折り曲げ,段差を作って一気に太いマジックで角をなぞると楽だよ。
最初から印がしてあるカードもあるけどね。
次に,表に問題,裏に解答を書く。
ただ,関連暗記だから,表の持ったときに手で隠れる場所に関連することを書く。
「convenience」だったらコンビニの絵を書くとか,自分の思いついたことならなんでもいい。
裏には解答と,ついでに覚えたいことを書く。
英語だったら名詞形,形容詞形とか,なるべくまだ覚えていないことにしよう。
問題と解答は大きく,関連することとついでに覚えたいことは小さく書くこと。
水性ペンとボールペンのように,太さを変えるとより見やすくなるよ。
暗記カードの使い方①
1日目
日中の使い方はいたって普通。
問題を見て分かれば解答を,分からなかったら関連することを見て考えよう。
解答を見て確認したら,ついでに覚えたいことにも目を通す。
1日の終わりには選別作業をしよう。
もう一周確認して,覚えているもの(A1)と,関連することを見て分かったものと覚えていなかったもの(B1)に分ける。
A1は順番も表裏もバラバラに,B1は順番だけバラバラにして,それぞれリングでまとめる。
A1には3日後の日付を書いた付箋を貼っておく。
2日目
B1を使う。
選別作業では1日目と同じようにA2とB2に分ける。
A2は順番も表裏もバラバラにして,A1に加える。
B2は順番だけバラバラにしてリングでまとめる。
3日目
B2を使う。
選別作業では1日目と同じようにA3とB3に分ける。
A3は順番も表裏もバラバラに,B3は順番だけバラバラにして,A1,A3,B3をすべてリングでまとめる。
4日目
1日目に戻る。
暗記カードの使い方②
英単語テスト等があると,使い方①では間に合わないこともあるよね。
そんなときは使い方①を一気にやりきる。
- 箱を3つ用意する
- 左の箱にバラバラにしたカードを入れる
- 左の箱からカードを引き,正解なら右,関連することを見たか不正解なら中央の箱に入れる
- 左の箱が空になったら,左と中央の箱を入れ替える
- 1~4をくり返し,全て右の箱に入ったら終わり
これをくり返しやれば間違いなく暗記できる。
ただ,定着させるためには使い方①のように日を空けて行うことが重要。
単語テストが終わった範囲は,使い方①に移行して,並行して行うようにしよう。
まとめ
理解していれば暗記する必要はない,なんてきれいごとがいえないほど覚えることは多い。
特に,英単語からは誰も逃れられない。
使える単語を増やすために,適切な方法で暗記しよう。
そうそう,英単語は関連暗記で,とはいったけど,別のくくりで考えて丸暗記することもあるよね。
最初に習う「アイマイミーマイン~」とか,使役の動詞「メイクレットハブ」とか。
関連暗記には関連させる事柄が必要だから,それになりうる丸暗記も積極的に使おう。
知識の塊と知識の網を拡大して,受験を乗り切る基礎を作るんだ。