質問上手になる方法
先生に質問ができるようになったら,質問の質をどんどん上げていこう。
質が上がれば先生も答えやすいし,意欲的に教えてくれるからね。
1.敬意を払う
これは先生との関係性もあるけど,友達感覚になるのは非常にまずい。
軽く聞けるようになると,軽く返されるようになるからね。
先生への敬意がなければ,生徒への誠意もなくなるのは当然。
そこまでかしこまらなくていいけど,”お願いします“と”ありがとうございます“だけは忘れずにね。
2.自分で調べる
意外と疎かにしがちなのがこれなんだけど,まずはちゃんと自分で調べること。
調べるのは授業で使っている教材だけでいい。
わざわざインターネットを使ったり,本屋で参考書を立ち読みをしたりする必要はないよ。
先生もできるだけ使っている教材の範囲で教えようとするはずだしね。
それに,理解する前に余分な知識をつけるのは危険。
知識を増やすのは,今つまずいている部分が解決してからで十分だよ。
3.分かっている部分とそうでない部分を明確に
先生には,自分が調べた範囲と,その範囲で分かっている部分,そうでない部分を伝えてから質問をぶつけよう。
先生も答えるときは頭の中でまとめるから,必要な部品がちゃんと揃っていれば,作られる答えもいいものになるよ。
自分が聞きたかったことが聞けなかった場合は,質問のどこが悪かったか考えること。
先生は質問を受けるプロだから,そこまで聞いてもいいかもね。
4.答えには必ずリアクションを
先生は長年の経験から,生徒と1対1になると生徒の考えていることが手に取るように分かる。
だからといって”わかりました,ありがとうございます”で終わらせるんじゃなくて,自分の言葉で何が分かって,何が分からなかったを伝えなきゃいけない。
それも答えてくれた先生への誠意。
熱心に教えたのに生徒が軽い反応だと,先生は肩透かしを食らったように感じるからね。
演技しろとはいわないけど,一問一答ではなく,本当に理解したいということが通じるように,はっきりとリアクションをとろう。
そうすれば次からも熱心に教えてくれるだろうし,なんなら教材まで準備してくれるかもしれないしね。
質問は勉強の勉強になる
読んでいて気づいたかもしれないけど,質問上手になれば勉強上手になれる。
授業で学び,どこまで理解しているか確認し,分からないことを調べ,解決する。
これを繰り返すのがまさに勉強。
それに,質問を繰り返せば解決方法が身につき,その分質問の質が上がり,だんだん質問する回数が減る。
これって勉強の効率が上がっているってことだよね。
さらに,先生のことを理解するということは,試験の採点者のことを理解するのと同じ。
自分が発言の正しさを客観的に判断してくれる先生は,採点者そのものだからね。
さらにさらに,質問をしていると自ずと正しい言葉遣いが身につく。
正しい言葉遣いというのは,教科書の言葉と自分の言葉を交えて,自分の考えを相手に正確に伝えられるのと同じこと。
どうかな?
質問をすることで,
- 疑問が解決する
- 勉強の仕方を覚えられる
- 勉強の効率が上がる
- 採点者を理解できる
- 正しい言葉遣いが学べる
- 記述力が高まる
質問って素晴らしいよね?
まとめ
勉強の仕方や記述力って意外と教えられても習得しづらい部分がある。
単純に言われてできるようになるようなものじゃないからね。
質問を積み重ねることでこれらを習得できるというのは盲点だったんじゃないかな。
放課後はすぐに部活で,とか,お昼休みは友達と,なんて言い訳してないで,学校にいる間くらい先生にどんどんぶつかっていこう。