対策法はある?
当然,対策法はあるよ。
それは「ちゃんと記述すること」
一問一答症候群の症状に,「ほとんど記述しない」というものがある。
言葉はもちろん,式も書かずに答えを書いたりね。
つまり,頭の中で全てを進めるから,2段階,3段階に計算が必要な問題になると,どこからその数字がやってきたのか気にもしなくなる。
答えが出たからいいや,ですませると,当然見直しもおざなり。
結果,ミスる。
そうならないためには,日頃からちゃんと記述すればいい。
「( ① )という条件から,( ② )という式が立ち,これを解くと( ③ )という解を得る。」
最初はくどいくらいでいい。
落ち着いて,誰が見てもどう解いたか分かるように書いてほしい。
こうやってちゃんと書くことによって,見直しも①~③まで3箇所発生する。
見直しと聞くと③のことしか考えない人がほとんどだからね。
さらに,ちゃんと記述すれば,解き終わったあとに自分で書いた解答をもう一度見て,自分の思考の経路を確認できる。
これこそ記述力はもちろん,数学力を伸ばすのに必要な勉強法だよ。
まとめ
問題をちゃんと読まないというのは,ただのおっちょこちょいで済まされる話じゃない。
今までの自分の勉強法,思考法,くせ,色々なことが垣間見えるミスなんだよ。
しっかりと自分のミスと向き合って,正しく数学を勉強していく頭を作っていこう。