【私立中学受験・公立中学進学】保護者の方へ,小学生の塾へ行かせる時期と塾の選び方【後編】

【私立中学受験・公立中学進学】保護者の方へ,小学生の塾へ行かせる時期と塾の選び方【前編】
3,4年生がターニングポイント いきなりですが,勉強に積極的になれるかどうかの境目は3,4年生です。 小学生の授業参観に行ったことがある方なら思い当たる節があるのではないでしょうか。 1,2年生はとても元気に,楽しそうに授業を受け...
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塾・指導の種類

小学生が通える塾は意外と少なく,通塾を考えると範囲もある程度絞られます

子どもが自分で通うなら通学路近辺が良いですし,送り迎えをするなら交通状況や距離も判断材料になるでしょう。

通塾が難しいなら,自宅で受講できる映像授業や通信教育等もあるので,ぜひ選択肢に入れてください。

指導方法も多様化しているので,以下,指導の種類とメリット,デメリットをまとめました。

塾によって指導方法の呼び方が違いますし,組み合わせている塾がほとんどなので,パンフレット等で確認し,検討してみてください。

特に最近よく見る「個別指導」というのが「指導の最初から最後までマンツーマン」とは限らないので注意が必要です。

費用に関してはピンきりとしか言えないのですが,高いから良い,安いから悪いとは一概にはいえません

※フォロー:学習に関する助言 サポート:学習以外に関する助言

集団指導

講師:1人

生徒:5人~30人

形式:授業形式

メリット

  • 塾に通うので,ある程度の拘束力がある
  • 同年代と授業を受けるので,切磋琢磨できる
  • 目標がはっきりとしている
  • 生徒数が絶対的に多いため,塾単位,講師単位の実績がはっきり分かる
  • 講師が養成されているため,良い講師に教わることができる可能性が高い
  • 学生バイト講師が少ない

デメリット

  • フォロー・サポートが少ない
  • 授業についていけないと一気にやる気が無くなる可能性がある
  • 塾に行っただけで勉強した気になりやすい
  • 自律が促されない

個別指導

講師:1人

生徒:1人

形式:自由

メリット

  • 塾に通うので,ある程度の拘束力がある
  • 目標,授業内容が自由に決められる
  • 講師との相性が良ければ目標が達成しやすい
  • 学生バイト講師が少ない
  • 講師がつきっきりなので,フォロー・サポートが細やか

デメリット

  • 同年代と接することがないので,切磋琢磨できない
  • 生徒数が絶対的に少ないため,塾単位,講師単位の実績が分かりづらい

自習指導

講師:1人

生徒:2~10人

形式:講師が課題を指定し,自習する形式

メリット

  • 塾に通うので,ある程度の拘束力がある
  • 塾のテキストを使った学力向上のみを目的としている
  • 個別指導には劣るが,講師がある程度フォロー・サポートしてくれる
  • 自律が促される

デメリット

  • 同年代と接することが少ないので,切磋琢磨しづらい
  • 自習なので,塾単位,講師単位の実績が分からない
  • 学生バイト講師が多い
  • 先生1人に対しての生徒数によってフォローが変動する

プリント指導

講師:1人

生徒:多数

形式:パソコンでプリントを印刷し,講師が添削する形式

メリット

  • 塾に通うので,ある程度の拘束力がある
  • プリントシステムに沿った学力向上のみを目的としている
  • 自律が促される

デメリット

  • 同年代と接するかどうかは運次第
  • 自習なので,塾単位,講師単位の実績が分からない
  • 学生バイト講師が多い
  • フォロー・サポートがほぼない

管理指導

講師:1人 or 複数

生徒:多数

形式:講師が課題を指定し,自習する形式

メリット

  • 塾に通うので,ある程度の拘束力がある
  • 目標(中学受験,検定,学力向上等)が自由に決められる
  • 塾単位の実績が分かりやすい
  • 学生バイト講師が少ない
  • 計画と実施に重きを置いているのでサポートが細やか
  • 自律が促される

デメリット

  • 同年代と接することが少ないので,切磋琢磨しづらい

※自習指導との境目が曖昧ですが,目標,教材の自由度が高いところは管理指導と考えて問題ありません。

映像授業(通塾)

講師:1人

生徒:1人

形式:授業映像を見て,関連する問題の演習をする形式

メリット

  • 塾に通うので,ある程度の拘束力がある
  • 目標に合わせて自由に授業を受けることができる
  • 塾単位の実績が分かりやすい
  • 有名講師の授業を受けることができる
  • 学生バイト講師はいない
  • 自律が促される

デメリット

  • 同年代と接することが少ないので,切磋琢磨しづらい
  • フォロー・サポートが少ない

映像授業(在宅)

講師:1人

生徒:1人

形式:授業映像を見て,関連する問題の演習をする形式

メリット

  • 目標に合わせて自由に授業を受けることができる
  • サービス単位の実績が分かりやすい
  • 有名講師の授業を受けることができる
  • 学生バイト講師はいない
  • 自律が促される

デメリット

  • 塾に通わないので,拘束力がない
  • 同年代と接することがないので,切磋琢磨できない
  • フォロー・サポートがない

家庭教師

講師:1人

生徒:1人

形式:自宅に来て指導をしてもらう形式

メリット

  • 塾には通わないが,ある程度の拘束力がある
  • 目標,授業内容が自由に決められる
  • 講師との相性が良ければ目標が達成しやすい
  • 講師がつきっきりなので,フォローが細やか

デメリット

  • 同年代と接することがないので,切磋琢磨できない
  • 講師単位の実績が分かりづらい
  • 学生バイト講師がほとんど(社会人プロ講師もいるが割高)
  • サポートがほぼない
  • 自律が促されない

通信教育

講師:0人

生徒:1人

形式:送られてくる教材を使って学習し,毎月テストを添削してもらう形式,または,タブレット学習形式

メリット

  • 目標に合わせて自由に教材を選ぶことができる
  • サービス単位の実績が分かりやすい
  • 自律が促される

デメリット

  • 塾に通わないので,拘束力がない
  • 講師がいない
  • 同年代と接することがないので,切磋琢磨できない
  • フォロー・サポートがない

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