「理解」ってなんだ?
勉強をしていると当然のように「理解」っていう言葉を使うよね。
でも、その意味は人によってかなり違う。
みんなも自分の中に理解したって判断する基準みたいなものがあるんじゃないかな?
にもかかわらず、ほとんどの人が「理解している $\Leftrightarrow$ 問題が解ける」が成り立つと考えてるよね。
実はこれが勉強の落とし穴になってるんだよ。
「理解」のハードルを上げよう
勉強ができない、覚えられない、知識を維持できない人のほとんどは、理解のハードルが低いことが多い。
学校や塾の先生、友達に教えてもらったときに、いわゆる「分かったつもり」の状態になっちゃってる可能性がある。
その状態から脱却するには、とにかく理解のハードルを上げること。
分かりやすい基準としては、説明してくれた人と同じレベルで説明できるようになること。
そんなの無理だと思うかもしれないけど、実際には無理じゃない。
だってその人も0の状態から説明できる状態まで成長したわけだからね。
理解しなきゃいけない範囲を絞れば、絶対に大丈夫。
先生とか頭の良い人みたいになれない!って感じるのは、単純にその人が理解している事柄が多いから。
常に勉強し続けてる先生に追いつけないのは当たり前なんだよ。
だから正直、高校、大学受験レベルだったら誰でもできるはず。
「理解」する方法
理解する方法を勘違いしている人はかなり多い。
とにかくたくさん問題を解いたり、難しい問題を解いたりするのは、理解した後にやること。
先生にたくさん説明してもらうのも少し違う。
そもそも、「理解している $\Rightarrow$ 問題が解ける」もその逆も成り立たない。
理解することと問題が解けることは次元が違う話なんだよ。
理解した事柄に関係のある問題を解く、話を聞くことで、理解が深まったり、広がったりしていくのは確かだけどね。
じゃあ理解するために何をすればいいのか。
それは、単元ごとに基本事項の熟読と基礎問題の反復練習をすること。
誰でも思いつくような当たり前のことだけど、それをしっかりやること。
これが一番。
具体的には教科書を完璧にする。
教科書が煩雑だと感じるなら、参考書のまとめページでもいい。
その単元まるまる説明できるようになることが理解することだと考えてほしい。
単元ごとに理解していって、いずれはその教科を語れるようになろう。
「理解」すれば無敵
理系科目は理解しなきゃダメ。
文系科目は暗記すればOK。
この考えはすぐにでも捨ててほしい。
どの教科も理解しなきゃダメ。
「勉強$\Leftrightarrow$ 理解する」
くらいに考えてほしい。
実際には理解している状態を維持するための勉強もある。
でも、本当に理解できていればそうそう簡単に忘れたりはしないからね。
常に理解することを心がけて、志望校に合わせてその理解を広く深くしていくこと。
理解さえすれば、難しい問題を解くのも楽しくなるし、勉強が捗るよ。
まとめ
「理解」について分かってもらえたかな?
勉強に限らず、理解してる人同士の会話って本当に楽しい。
好きな映画について熱く語り合うとかそういう感覚。
本当に理解できると、単純作業だと思ってたことに感情を乗せることができる。
これぞ学問。
心は熱く、頭は冷静に。
僕の尊敬する人の言葉です。