進学校には2種類ある
地域に高校は多々あれど,その中でも進学校と呼ばれる高校には2種類ある。
これから高校受験という人は,目標としている高校がどちらなのか,必ずチェックしてもらいたい。
行く価値のない進学校モドキ
特に地方の公立高校に多いんだけど,いわゆる元々進学校。
塾もそこまで成熟しておらず,大学受験において高校の力が絶対的に必要だった時代の進学校。
この手の進学校の特徴は2つ。
1つ目は老害教員。
公立高校の教員は年をとるにつれて転勤するスパンが長くなるうえ,勤務地の希望も通りやすくなる。
そうなると,年をとった教員は生活環境のよい立地で,時間外の生徒指導が極めて少ない進学校を選ぶようになる。
で結局,地域の進学校に老害が集まることになる。
この老害たちは教育に対する熱意などなく,教え方も内容も全く更新されないから,延々と分かりづらい授業をし,何の役にも立たない大量の宿題を出し続ける。
授業で使う問題集も解答がなかったり古かったり,とにかく授業をちゃんと聞いていないとできないようなものが与えられるから,本当に邪魔に感じると思う。
大学進学に関しても固定概念があるから,昔問題になった未履修問題も平気で起こしたんだろうね。
2つ目は優秀な生徒。
偏差値の高い高校に行くのが正義だと教え込まれた優秀な生徒は,自動的にこういう進学校に集まる。
すると,老害たちの授業などに耳を貸さず,宿題もそつなくこなし,塾に通い詰めることで偏差値の高い大学に合格する。
部活に全力だった生徒も,なんの抵抗もなく浪人して,地頭を活かしてこれまた偏差値の高い大学に合格する。
後は,これまでの実績があるから,良い大学の指定校推薦が多く,多少できの悪い生徒でもそこそこの大学に行けてしまう。
結果的に進学率の非常に高い進学校モドキが完成する。
塾業界からすれば,ちょっと教えればぐんぐん伸びる良いお客様なんだけど,正直かわいそう。
時間とお金を浪費しているようにしか見えないからね。
まあでも,部活とか,生徒会活動とか,頭のいい子が集まったなりの面白い行事とかもあるから,授業を除けば良い学校ともいえる。
でも,個人的には絶対にオススメはしない。