塾・指導の種類
中学生になると自転車等が使えるので,通塾できる範囲も広がります。
しかし,平日に何度か通うとなると,やはり家か学校の近くの方が断然良いです。
通塾にかかる時間がもったいないですしね。
通塾が難しいなら,自宅で受講できる映像授業や通信教育等もあるので,ぜひ選択肢に入れてください。
指導方法も多様化しているので,以下,指導の種類とメリット,デメリットをまとめました。
塾によって指導方法の呼び方が違いますし,組み合わせている塾がほとんどなので,パンフレット等で確認し,検討してみてください。
特に最近よく見る「個別指導」というのが「指導の最初から最後までマンツーマン」とは限らないので注意が必要です。
費用に関してはピンきりとしか言えないのですが,高いから良い,安いから悪いとは一概にはいえません。
※フォロー:学習に関する助言 サポート:学習以外に関する助言
集団指導
講師:1人
生徒:5人~30人
形式:授業形式
メリット
- 塾に通うので,ある程度の拘束力がある
- 同年代と授業を受けるので,切磋琢磨できる
- 目標がはっきりとしている
- 生徒数が絶対的に多いため,塾単位,講師単位の実績がはっきり分かる
- 講師が養成されているため,良い講師に教わることができる可能性が高い
- 学生バイト講師が少ない
デメリット
- フォロー・サポートが少ない
- 授業についていけないと一気にやる気が無くなる可能性がある
- 塾に行っただけで勉強した気になりやすい
- 自律が促されない
個別指導
講師:1人
生徒:1人
形式:自由
メリット
- 塾に通うので,ある程度の拘束力がある
- 目標,授業内容が自由に決められる
- 講師との相性が良ければ目標が達成しやすい
- 学生バイト講師が少ない
- 講師がつきっきりなので,フォロー・サポートが細やか
デメリット
- 同年代と接することがないので,切磋琢磨できない
- 生徒数が絶対的に少ないため,塾単位,講師単位の実績が分かりづらい
自習指導
講師:1人
生徒:2~10人
形式:講師が課題を指定し,自習する形式
メリット
- 塾に通うので,ある程度の拘束力がある
- 塾のテキストを使った学力向上のみを目的としている
- 個別指導には劣るが,講師がある程度フォロー・サポートしてくれる
- 自律が促される
デメリット
- 同年代と接することが少ないので,切磋琢磨しづらい
- 自習なので,塾単位,講師単位の実績が分からない
- 学生バイト講師が多い
- 先生1人に対しての生徒数によってフォローが変動する
プリント指導
講師:1人
生徒:多数
形式:パソコンでプリントを印刷し,講師が添削する形式
メリット
- 塾に通うので,ある程度の拘束力がある
- プリントシステムに沿った学力向上のみを目的としている
- 自律が促される
デメリット
- 同年代と接するかどうかは運次第
- 自習なので,塾単位,講師単位の実績が分からない
- 学生バイト講師が多い
- フォロー・サポートがほぼない
管理指導
講師:1人 or 複数
生徒:多数
形式:講師が課題を指定し,自習する形式
メリット
- 塾に通うので,ある程度の拘束力がある
- 目標(中学受験,検定,学力向上等)が自由に決められる
- 塾単位の実績が分かりやすい
- 学生バイト講師が少ない
- 計画と実施に重きを置いているのでサポートが細やか
- 自律が促される
デメリット
- 同年代と接することが少ないので,切磋琢磨しづらい
※自習指導との境目が曖昧ですが,目標,教材の自由度が高いところは管理指導と考えて問題ありません。
映像授業(通塾)
講師:1人
生徒:1人
形式:授業映像を見て,関連する問題の演習をする形式
メリット
- 塾に通うので,ある程度の拘束力がある
- 目標に合わせて自由に授業を受けることができる
- 塾単位の実績が分かりやすい
- 有名講師の授業を受けることができる
- 学生バイト講師はいない
- 自律が促される
デメリット
- 同年代と接することが少ないので,切磋琢磨しづらい
- フォロー・サポートが少ない
映像授業(在宅)
講師:1人
生徒:1人
形式:授業映像を見て,関連する問題の演習をする形式
メリット
- 目標に合わせて自由に授業を受けることができる
- サービス単位の実績が分かりやすい
- 有名講師の授業を受けることができる
- 学生バイト講師はいない
- 自律が促される
デメリット
- 塾に通わないので,拘束力がない
- 同年代と接することがないので,切磋琢磨できない
- フォロー・サポートがない
家庭教師
講師:1人
生徒:1人
形式:自宅に来て指導をしてもらう形式
メリット
- 塾には通わないが,ある程度の拘束力がある
- 目標,授業内容が自由に決められる
- 講師との相性が良ければ目標が達成しやすい
- 講師がつきっきりなので,フォローが細やか
デメリット
- 同年代と接することがないので,切磋琢磨できない
- 講師単位の実績が分かりづらい
- 学生バイト講師がほとんど(社会人プロ講師もいるが割高)
- サポートがほぼない
- 自律が促されない
通信教育
講師:0人
生徒:1人
形式:送られてくる教材を使って学習し,毎月テストを添削してもらう形式,または,タブレット学習形式
メリット
- 目標に合わせて自由に教材を選ぶことができる
- サービス単位の実績が分かりやすい
- 自律が促される
デメリット
- 塾に通わないので,拘束力がない
- 講師がいない
- 同年代と接することがないので,切磋琢磨できない
- フォロー・サポートがない