【定義・定理・公式】中学数学基本事項 – 3年生 – 平方根

スポンサーリンク

平方根

【定義】

ある数 $x$ を2乗すると $a$ になるとき,すなわち,$x^2=a$ であるとき,$x$ を $a$ の平方根という。

  • 正の数の平方根は正,負の2つあり,その絶対値は等しい。
  • 0の平方根は0だけである。
  • $a$ が正の数のとき,$a$ の平方根を,記号 $\sqrt{}$ を使って,正の方を $\sqrt{a}$,負の方を $-\sqrt{a}$ と表す。

※記号 $\sqrt{}$ を根号といい,$\sqrt{a}$ を「ルート $a$」と読む。

※$a$ が正の数ならば,$( \sqrt{a} )^2=a$,$(- \sqrt{a} )^2=a$

 

スポンサーリンク

平方根の大小

平方根の大小について,次のことが成り立つ。

$a$,$b$ が正の数のとき,$a<b$ ならば $\sqrt{a} < \sqrt{b}$

 

スポンサーリンク

平方根の近似値

平方根がある範囲を小さくしていくことにより,平方根の近似値を求めることができる。

$1.4^2=1.96$,$1.5^2=2.25$ より,$1.4< \sqrt{2} <1.5$

$1.41^2=1.9881$,$1.42^2=2.0164$ より,$1.41< \sqrt{2} <1.42$

このようにして計算すると,$\sqrt{2}$ の近似値は,小数部分が限りなく続き,より正確な値に近づいていく。

また,平方根の近似値は電卓の $\sqrt{}$ キーを使って求めることができる。

 

スポンサーリンク

有理数と無理数

【定義】

有理数:分数で表すことができる数

無理数:分数で表すことができない数

有限小数:小数第何位かで終わる小数

無限小数:小数部分が限りなく続く小数

循環小数:無限小数のうち,小数部分に同じ数の並びが繰り返し現れるもの

※整数以外の有理数を小数で表すと,有限小数か循環小数になる。

タイトルとURLをコピーしました