反比例
【定義】
$y$ が $x$ に反比例する:$y$ が $x$ の関数であり,変数 $x$,$y$ の間に,$y= \frac{a}{x}$ ($a \neq 0$)の関係が成り立つこと
比例定数:$y= \frac{a}{x}$ における $a$
反比例の値の変化
$y$ が $x$ に反比例するとき,$x$ の値が2倍,3倍,…と変わると,それに対応する $y$ の値は $\frac{1}{2}$ 倍,$\frac{1}{3}$ 倍,…と変わる。
反比例の式の求め方
$y$ が $x$ に反比例するとき,比例定数を $a$ とすると,反比例の式は $y= \frac{a}{x}$ と表すことができる。
この反比例の式が $x=m$ のとき $y=n$ となる,または,この反比例の式のグラフが座標 $(m,n)$ を通るというような条件があるならば,$x=m$,$y=n$ を代入して,
$n= \frac{a}{m}$
これを解いて,$a=mn$
したがって,$y= \frac{mn}{x}$
反比例のグラフ
反比例を表す関数 $y= \frac{a}{x}$ のグラフは双曲線となる。