分点・重心の位置ベクトル
分点の位置ベクトル
2点 A(→a),B(→b) を結ぶ線分 AB を m:n に内分する点 P(→p) と外分する点 Q(→q),および,線分 AB の中点 R(→r) は →a=(a1,a2,a3),→b=(b1,b2,b3) とすると
- →p=n→a+m→bm+n P(na1+mb1m+n,na2+mb2m+n,na3+mb3m+n)
- →q=−n→a+m→bm−n Q(−na1+mb1m−n,−na2+mb2m−n,−na3+mb3m−n)
- →r=→a+→b2 R(a1+b12,a2+b22,a3+b32)
三角形の重心の位置ベクトル
3点 A(→a),B(→b),C(→c) を頂点とする △ABC の重心 G(→g) は →a=(a1,a2,a3),→b=(b1,b2,b3),→c=(c1,c2,c3) とすると
→g=→a+→b+→c3 G(a1+b1+c13,a2+b2+c33,a3+b3+c33)
共点条件(異なる3本以上の直線が1点で交わるための条件)
点の一致は位置ベクトルの一致から示す。
例)
3点 P,Q,R の一致は →OP=→OQ=→OR から示す。
共線条件(異なる3個以上の点が同じ直線上にあるための条件)
- 点 C が直線 AB 上にある ⇔ →AC=k→AB となる実数 k がある
- 点 P が直線 AB 上にある ⇔ →OP=s→OA+t→OB,s+t=1 となる実数 s,t がある
共面条件(異なる4個以上の点が同じ平面上にあるための条件)
一直線上にない3点 A(→a),B(→b),C(→c) の定める平面 ABC がある。
点 P(→p) が平面 ABC 上にある ⇔ →CP=s→CA+t→CB となる実数 s,t がある ⇔ →p=s→a+t→b+u→c,s+t+u=1 となる実数 s,t,u がある