中高生はスケジュール必須
中高生になると試験も増えるし,高校,大学受験という大きな目標もあるから,無計画に勉強するわけにはいかないよね。
ただ,受験に向けての長期スケジュールや上記の記事のような具体的なスケジュールは,塾で手伝ってもらわないとなかなか効果的なものは作れない。
だから,まず中高生が作れるようになってほしいのは,次の試験までの簡易版スケジュール「やることリスト」。
「やることリスト」の作り方・使い方
ノートの準備
まずは,専用のノートを準備。
このノートには「やることリスト」だけじゃなくて,プリントで配られるであろう試験の日程や範囲,結果もまとめていく。
勉強したことと結果を見比べれば,次の試験に向けて何をすべきか考えやすいからね。
やることの書き出し
ノートを準備したら,次の試験までに勉強する内容をすべてリストにする。
基本的には授業で扱った内容と,並行して使っている問題集での練習がメインになるかな。
やることが少なくなりがちな国語,社会等は別で問題集を用意したほうがいいね。
当然,得意な教科,そうでない教科はあるだろうから,バランスもよく考えよう。
振り分け
書き出せたら,次の試験までの週数を数えて,書き出したリストを週ごとに振り分けていく。
このとき,単純に均等に分けるのではなく,リストをよく見て,毎週くり返し勉強すること,短時間で集中して勉強すること,時間を空けて複数回勉強すること等,自分の性質に合った方法を考えること。
自分に合う方法を見つけることが,その後の勉強の効率化に深く関わってくるからね。
あと,できればテスト前の1周間は予備として空けておくこと。
実践・チェック
それができたら,あとは「やることリスト」に沿って勉強していくだけ。
毎日,宿題の後に試験勉強をし,終わったらリストにチェックをしてどこまで進んだか分かるようにする。
週の終わりにはどれだけ達成できたか確認して,できなかった分は次の週に回す。
授業の宿題や部活もあるだろうから,最初から自分を締め付けすぎず,週末に帳尻合わせをするのがコツ。
検証と次の「やることリスト」作成
試験が終わったら,出題内容と自分の結果を見比べて,何が足りなかったか,余分だったかを見極める。
それと同時に,次の試験の「やることリスト」を作る。
大事なのは,常に次の試験を見据えて「やることリスト」を作っておくこと。
やることがなくなった途端,勉強サイクルが途絶えるからね。
模試対策
高校生は模試もあるだろうから,模試用のノートを別で用意すると,日常の勉強と受験勉強が区別できていいね。
模試は基本的に今まで学習した全範囲から出るから,定期試験と並行して勉強しなければならない。
定期試験直前だからといって受験勉強をさぼると,模試で痛い目にあうからね。
壁に「○○大学(高校)合格」なんて張り出す前に,それぞれの試験に向けた「やることリスト」を作ろう。
まとめ
試験勉強で一番やってはいけないのが,テスト直前に勉強を詰め込むこと。
これをやると,たくさん勉強したという錯覚に陥り,それで結果が出なかったら自信を失うことになる。
8週間で学んだことを1週間でなんとかしようなんてそもそも無理な話なのよ。
受験も同じ。
3年かけて学んだことを数ヶ月でなんとかしようなんて無理。
詰め込むと忘れるのも早いしね。
勉強はコツコツと。
これが一番。