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【大学受験】保護者の方へ,高校生の塾へ行かせる時期と塾の選び方【後編】

【大学受験】保護者の方へ,高校生の塾へ行かせる時期と塾の選び方【前編】
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塾・指導の種類

高校生になると自転車等が使えるので,通塾できる範囲も広がります

しかし,平日に何度か通うとなると,やはり家か学校の近くの方が断然良いです。

通塾にかかる時間がもったいないですしね。

通塾が難しいなら,自宅で受講できる映像授業や通信教育等もあるので,ぜひ選択肢に入れてください。

指導方法も多様化しているので,以下,指導の種類とメリット,デメリットをまとめました。

塾によって指導方法の呼び方が違いますし,組み合わせている塾がほとんどなので,パンフレット等で確認し,検討してみてください。

特に最近よく見る「個別指導」というのが「指導の最初から最後までマンツーマン」とは限らないので注意が必要です。

費用に関してはピンきりとしか言えないのですが,高いから良い,安いから悪いとは一概にはいえません

※フォロー:学習に関する助言 サポート:学習以外に関する助言

集団指導

講師:1人

生徒:5人~30人

形式:授業形式

メリット

デメリット

個別指導

講師:1人

生徒:1人

形式:自由

メリット

デメリット

自習指導

講師:1人

生徒:2~10人

形式:講師が課題を指定し,自習する形式

メリット

デメリット

プリント指導

講師:1人

生徒:多数

形式:パソコンでプリントを印刷し,講師が添削する形式

メリット

デメリット

管理指導

講師:1人 or 複数

生徒:多数

形式:講師が課題を指定し,自習する形式

メリット

デメリット

※自習指導との境目が曖昧ですが,目標,教材の自由度が高いところは管理指導と考えて問題ありません。

映像授業(通塾)

講師:1人

生徒:1人

形式:授業映像を見て,関連する問題の演習をする形式

メリット

デメリット

映像授業(在宅)

講師:1人

生徒:1人

形式:授業映像を見て,関連する問題の演習をする形式

メリット

デメリット

家庭教師

講師:1人

生徒:1人

形式:自宅に来て指導をしてもらう形式

メリット

デメリット

通信教育

講師:0人

生徒:1人

形式:送られてくる教材を使って学習し,毎月テストを添削してもらう形式,または,タブレット学習形式

メリット

デメリット

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選び方

このように指導方法は多様でそれぞれ一長一短があります

高校生であれば自分で良し悪しを判断できるので,体験授業を受けて決めましょう。

1,2年生のうちは在宅で,と,映像授業や通信教育を選択する方も多いと思います。

ただ,教材も進化はしているのですが,慣れていないと自律するのは難しいでしょう。

質問ができないというのも,勉強がはかどらない原因ですし。

在宅の場合,部活で疲れて勉強したくても寝てしまう,ということにもなりかねないので,強制性を求めて通塾するのもありです。

また,勘違いしやすいポイントがいくつかあります。

加えて,保護者が結果に固執すると,それが子どもに伝わり勉強嫌いの元凶になりますので,ご注意ください。

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評価ポイント

高校生の学力向上,大学受験対策の塾は多く,それぞれ差別化が進んでいます

高校受験と違って学力も差がつくので,塾内でレベル別の授業を行っていたり,入塾試験によって入塾可否が決まったりすることも。

そこで,塾選びの評価ポイントをまとめました。

立地

言わずもがな,通塾にかかる時間が短ければ短いほど良いです。

往復で2時間以上かかるのであれば,その分を勉強時間に回すべきです。

どうしても近所にない場合は,映像授業や通信教育等を検討しましょう。

実績と対応

学力向上の実績,というのは開示されていないでしょうから,自ずと大学受験の実績になります。

ただ,大学受験の実績というのは見極めが難しく,難関校に多く合格しているから良い塾とはいえません

大手は生徒数が多く,優秀な生徒も集まるので自ずと合格者数も増えます

個人塾では大手の授業に合わなかった,ついていけなかった生徒を成長させている可能性があります

ですので,塾のスタッフと面談をして,具体的にどのレベルの生徒がどう成長したかを聞き出しましょう。

丁寧に対応してくれない塾は最初から対象外にしたほうが賢明です。

国語の指導力

意外かもしれませんが,国語の指導ができる塾は良い塾が多いです。

国語以外の教科は,一般に売られている参考書も豊富で比較的成績が伸ばしやすいのですが,国語はそうはいかないのです。

小中高通して何を勉強したらいいか分からない教科No.1の国語

その国語で確実に点を取るためには,漢字,文法,読解等の力をつける必要があるのですが,そのノウハウを持っている塾はカリキュラムがしっかりしているといえます。

集団指導塾では国語の授業を開講していることが多いのですが,個別となるとおざなりにされがちですので。

国語は他の教科にも大きな影響を及ぼすので,手を抜いてはいけません。

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高校生がつけたい力

ちなみに,どこの塾に行ったとしても達成したい目標があります。

それは,「自分で計画を立て,その通りに実行すること」

受験勉強の戦略は目に見える形にせよ!計画表の作り方・使い方
作戦通りにいったときの快感を知れ 具体的な戦略の練り方は別の記事で書くけど,とにかく戦略を練ることの有効性を実感するには成功体験が必要不可欠。 今まで計画なんて立てたことないよって人は,とりあえず次の定期試験に向けて1,2教科でもいいか...

大学受験は,今後の人生でも役に立つ「時間の使い方」を学ぶ良い機会です。

合格するためには何が必要かを見極め,それをこなすためにはどんなスケジュールになるか考える

それを普段の定期試験から実践することで,より自分のことが理解できますし,無計画な大人になることも防げます。

例えば,年4回試験があるとすると,勉強期間は3ヶ月=90日,試験科目が10科目だとすると1科目につき9日しか使えません。

実際には勉強できない日もありますし,試験科目はもっと多いでしょうからこれよりきついスケジュールになります。

3ヶ月かけて学ぶことを約1週間で完璧にするというのがどれだけ大変か

これが大学受験ともなれば,3年間で学んだことを習得しつつ,大学のレベルに合わせてそれ以上の勉強もしなければならないわけですから,定期試験の比ではないでしょう。

大学受験では計画,戦略が物を言います。

これができるようになることも大事な勉強です。

【大学受験】保護者の方へ,高校生の塾へ行かせる時期と塾の選び方【前編】
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