【定義・定理・公式】高校数学基本事項 - 数学B - 空間の座標,空間のベクトル
空間の点の座標
【定義】
座標軸
空間に点 をとり, で互いに直交する3本の数直線をそれぞれ 軸, 軸, 軸 といい,まとめて座標軸という。また,点 を原点という。
座標平面
軸と 軸で定める平面を 平面といい,同様の 平面, 平面 をまとめて座標平面という。
座標
空間の点 に対して, を通り各座標軸に垂直な平面が 軸, 軸, 軸と交わる点をそれぞれ点 ,, とする。,, の各座標軸上での座標がそれぞれ ,, のとき,3つの実数の組 を点 の座標といい,,, をそれぞれ点 の 座標, 座標, 座標という。この点 を と書くことがある。
座標空間
座標の定められた空間を座標空間という。
2点間の距離
2点 , について,, 間の距離は
$\mathrm{AB}=\sqrt{(b_1-a_1)^2+(b_2-a_2)^2+(b_3-a_3)^2}$
特に,原点 と点 の距離は
$\mathrm{OA}=\sqrt{a_1^2+a_2^2+a_3^2}$
空間ベクトルの演算
,,実数 , に対して
- ベクトルの加法:$\vec{a}+\vec{b}$
- ベクトルの減法:$\vec{a}-\vec{b}$
- ベクトルの実数倍:$k \vec{a}$
※大きさは $| \vec{a} |$ の $k$ 倍,向きは $k>0$ のときは同じで,$k<0$ のときは反対
※ $k=0$ のとき $k \vec{a} =0 \vec{a} = \vec{0}$
【法則】
交換法則
$\vec{a}+\vec{b}=\vec{b}+\vec{a}$
結合法則
$(\vec{a}+\vec{b})+\vec{c}=\vec{a}+(\vec{b}+\vec{c})$
【定理】
逆ベクトルと零ベクトルの性質
- $\vec{a}+(-\vec{a})=\vec{0}$
- $\vec{a}+\vec{0}=\vec{a}$
ベクトルの実数倍の性質
- $k(l\vec{a})=(kl)\vec{a}$
- $(k+l)\vec{a}=k\vec{a}+l\vec{a}$
- $k(\vec{a}+\vec{b})=k\vec{a}+k\vec{b}$
空間ベクトルの平行条件
, のとき
$\vec{a}/\!/\vec{b}$ $\Leftrightarrow$ $\vec{b}=k\vec{a}$ となる実数 $k$ が存在する
空間ベクトルの分解
1次独立な3つのベクトル ,, に対して,任意のベクトル は実数 ,, を用いて次の形にただ1通りに表される。
$\vec{p}=s\vec{a}+t\vec{b}+u\vec{c}$
このことから,,,,,, を実数として次の性質が成り立つ。
$s\vec{a}+t\vec{b}+u\vec{c}=s'\vec{a}+t'\vec{b}+u'\vec{c}$ $\Leftrightarrow$ $s=s'$ かつ $t=t'$ かつ $u=u'$
特に $s\vec{a}+t\vec{b}+u\vec{c}=\vec{0}$ $\Leftrightarrow$ $s=t=u=0$