独学で受かるのか?
結論から言えば独学でも大学には受かる。
実際僕も,夏期講習で得意科目(数学)を興味本位で受講したのと模試を受けたくらいで,それ以外は全く塾を使わなかったからね。
周りにもレベル差はあれど,独学で合格した人はたくさんいたよ。
とはいえ,独学で合格するにはたくさんの条件をクリアしなきゃいけない。
偏差値が上がれば上がるほど条件も増えるんだけど,それが君にできるか,詳しく話を聞かないと判断するのは正直難しい。
悩む人にとっては,塾や予備校はそういった条件やそれにかかる時間をお金で買うところ,とも考えられる。
僕自身,効率が良かったかと聞かれると,ベストだったとは言えないからね。
とはいえ,これらの条件も自分が成長するためだと思えばいい機会だから,独学か塾かで迷っている人には独学をおすすめするかな。
僕自身,独学で良かったと思えることが多々あったからね。
独学で合格する条件
独学で合格する条件を自分の経験を踏まえて挙げていくね。
1.孤独
なんといっても塾に行かないと孤独。
僕は別に友達と一緒に勉強したいとか,支え合いたいとか,寂しいとか思っていたわけじゃないけどね。
シンプルに誰とも会わなくなる。
受験生の友達に会うのって,モチベーションが保てるとか,お互い監視できるとか,いいところもあるけど,悪い方に引っ張られる可能性もあるんだ。
どちらがいいかは君次第。
君は孤独に耐えられるかな?
2.情報不足
一番苦労するのがこれ。
受験自体に関する情報はもちろん,どの参考書を使うべきかとか,どんな対策をすべきかとか,知りたい情報は山ほどある。
本屋さんにもネットにも情報が溢れている中で,自分に適した情報を選び出すのはかなり困難。
学校の先生は受験のスペシャリストというわけではないからあまりあてにできないし。
もちろん,たまたま先生の出身大学を目指すことになったら色々話を聞くといいと思うけどね。
塾や予備校ではこの手の情報はちゃんと選別して与えてくれるから本当に助かるよ。
調べ物ばっかりに時間を使うわけにもいかないしね。
必要な情報をぱぱっと集められるのであれば大丈夫。
3.参考書だけが先生
勉強する力があると言い切れるのであれば何の問題もないけど,そうでないならやめておいた方がいい。
分からないところがあっても聞ける人がいないし,自分の間違いに自分で気づくしかないからね。
これはらかなりの不安要素で,本当にこれであっているのか,自信がもてなくても為す術はない。
特に記述の添削をしてもらえないというのは,受験生にとっては致命傷かも。
そういうときこそ学校の先生を頼るべきなんだけど,先生は忙しいから聞きたいときに聞けるとも限らないし。
結局参考書だけが先生という状態の時間のほうが多いから,それも含めて計画が立てられないと厳しいかな。
4.ゆるい
相当教育に熱心でない限り,親が受験勉強に対して具体的に口を出すということはないはず。
高校受験とは次元が違うからね。
孤独のデメリットでもあったんだけど,強制されるものが一切ないというのもつらいんだよ。
強制されればちょっとやる気がなくても勉強できるけど,それがなければ怠けるだけ。
この状態で受験まで勉強し続けられる根性,自律心がないと結果は出ないだろうね。
まとめ
独学の最大のメリットは自由。
自分がその自由を最大限に活用できると思うなら独学でいこう。
塾や予備校に行ったからといって必ず受かるわけではないしね。
逆に,一人で戦い抜く自信がないなら早めに塾や予備校を頼ろう。
それは決して恥ずかしいことじゃないからね。
自分が志望校に合格する可能性が少しでも高くなると思える方を選ぼう。