インスタント中高数学とは?
端的に言えば,中学校,高校で習う数学を学年や履修順を無視して1つの物語のようにまとめたもの。
もちろん体系と言われるような分野別にまとめた書籍はあるんだけど,どちらかというと「中高数学を一気に学べる」ということに重きを置いてるから体系を無視している部分もある。
前提としてる学力は小学校卒業程度で,それを満たした人なら誰が読んでも全てを理解できるような内容(にしていきたい)。
ただ,どうしても使わなきゃいけない漢字はあるから,そこだけは許して。
略称は「イン数」。
つくる理由
正直,需要とかそういうものは関係なく,中高数学をまとめたくなったとしか言いようがない。
現行の指導要領に対して不満はあるけど,履修内容についてはちょっと足りないかなくらいで満足度は高い。
それに,学年というくくりがある以上,各分野を段階的にぶった切るのもある程度仕方のないことだと思ってる。
ただ,小学校と中学校,中学校と高校のギャップで数学が嫌いになる生徒を何人も見てきて,もったいないというか悲しい気持ちになったというのは大きい。
教えるにしても,前年までにやった内容が抜け落ちていて,それを思い出すところから始めなきゃいけない生徒も多いしね。
数学って体系の美だと思っているんだけど,今のように学年単位でぶった切られると,定期的に復習でもしない限りどうしても連続性を感じられなくなっちゃう。
物語A,B,Cを読むときに,Aの1章,Bの1章,Cの1章をまず読んで,次にAの2章,Bの2章,Cの2章を読むような感じ。
そりゃ,設定や登場人物を忘れちゃったり混同しちゃったりするのはしょうがないよね。
だから,物語A,B,Cを順番に読めるように再編集しようと思い立ったわけ。
ということで,インスタント中高数学は,中高数学を分野別に再編,個人的に必要だと内容を追加して,1つの物語のようにしていく。
2019年5月時点ではまだ草稿だけど,これを誰が読んでも理解できる物語になるまで努力していくよ。