ノウハウコレクター
勉強に限らずなんだけど,ノウハウとは手法のこと。
そして,使いもしないのにノウハウを集める人のことをノウハウコレクターという。
手に入れただけで実践しないなんて無意味だから,そういった人を揶揄する言葉。
みんなはノウハウコレクターになっていないかな?
ただ,ノウハウを集めるなと言っているわけじゃない。
そこから正しく選別して,実践して,自分の勉強効率を上げていかなきゃいけないからね。
すべての方法を試していたらキリがないから,ある程度の基準を設けて,取り入れるかどうか決めるようにしよう。
勉強法の選び方
情報の出どころがどこか
最初に見るのは,勉強法を紹介している媒体の信用度。
本はある程度のお金をかけて出版されているから信用度が高い。
その著者が有名人であればなおさら。
ただ,現場経験が少ない人の勉強法は何か研究結果が引用されていない限りあまり信用出来ないね。
机上の空論の可能性も高いし。
みんなが最初に調べるであろう,インターネットの情報は玉石混交。
信用できるかどうか判断が難しいところだね。
有名なサイトであれば信用してもいいかもしれないけど,書いた人のことはちゃんと調べよう。
墓穴だけど,このサイトは運営者も素性を明かしていないし,信用度は低いね(笑)
成果の情報があるか
次に,その方法でどれだけ成果が出たかという情報。
書かれていることを信じるしかないけど,これが一切書かれていないものは信用できない。
「こうするといいよ」で終わらず,「こういった子がこの方法でここからここまで成績が伸びた」というように,具体的に成果が書いてあるとベスト。
それと,大事なのは君の学力レベルに合っているかどうか。
今の自分のレベルに近い人が実践して成果が出たのであればいいけど,成果が出ている人が自分よりレベルが高いか低い場合は,自分には合わないことも。
ただ,後に使えるかもしれないから,残しておくのはありだね。
試すなら次の試験まで
勉強法の成果が現れるまでにはある程度時間がかかる。
もちろんすぐに成果を確かめられるようなものならいいけど,基本的には次の試験まで試してみよう。
試験が終わったら,ちゃんとその勉強法のおかげで成績が伸びたかどうか確認すること。
いくつか並行して試すことになると思うけど,基本的には1つの科目につき1つだけにしよう。
継続できるかどうか
実際に次のテストまでやってみて成果が出たら,あとは自分が続けられそうかどうか考える。
確かに成績は伸びたけど,これを継続するのは難しいということだって当然ある。
成果が出たからなおさら名残惜しいとは思うけど,無理なら躊躇なく切り捨てよう。
中途半端にやっても意味がないからね。
まとめ
僕が生徒に教えるのは,基本的な勉強法だけ。
突飛な方法って本質を理解することから遠ざかる可能性もあるから。
当然,その子に合わせて微調整をして,最大限の効果が得られるようにはするけどね。
学問に王道なし。
ノウハウコレクターにならず,長い目で見て自分のためになる勉強法を見つけよう。