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【大学受験】保護者の方へ,高校生の塾へ行かせる時期と塾の選び方【前編】

【大学受験】保護者の方へ,高校生の塾へ行かせる時期と塾の選び方【後編】
塾・指導の種類 高校生になると自転車等が使えるので,通塾できる範囲も広がります。 しかし,平日に何度か通うとなると,やはり家か学校の近くの方が断然良いです。 通塾にかかる時間がもったいないですしね。 通塾が難しいなら,自宅で受講...
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全てが自己責任

義務教育ではないから,というわけではありませんが,高校生になると全てが自己責任です。

成績も先生の裁量がほとんどなく,定期試験や提出物等でストレートに評価が出るので,成績が激しく上下することもざらです。

また,進路指導に関しても,中学生までの手厚さから考えると学校の対応が冷たく感じるかもしれません。

進路指導でしてくれることといえば,将来の夢探しと,模試の結果を見ながら大学選びの手伝いをしてくれるくらいです。

具体的に受験勉強をどのようにするかは自分で教科の先生に聞くしかありません

つまり,大学受験では高校受験と同じように学校に頼ることはできないということです。

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大学入試の多様性に対応できるか

大学入試は多様です。

大きくは推薦と一般に分かれますが,その中身は大学によって様々です。

自分の力で夢を見つけて,大学を選び,受験に向けて準備をする,というのはとても大事なことです。

しかし,高校生活は忙しく,知識も乏しい状態から全部自分でやろうとするとかなり時間がかかります

そこで,塾に手伝ってもらうのです。

夢を見つけるところまでは自分で頑張ってもらうしかありませんが,そこから先はプロに手伝ってもらうことで,効率よく進めることができます

塾というと学力を伸ばすだけ,と思われがちですが,生活指導や進路指導もしてくれるような面倒見がいい塾もたくさんあります

集団指導系の塾はあまりあてにはできませんが,個別指導や管理指導の塾ではかなり手厚くサポートしてくれるところもあります。

勉強だけできればいいというのは高校受験まで

大学受験では,それなりの戦略が必要になります。

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成績と大学受験の関係

最初に書いたとおり,高校の成績はかなりシビアにつきます。

では,成績と大学受験はどの程度関係があるのでしょうか

その答えとしては,推薦入試を受けるのであればかなり良い成績が必要で,一般入試を受けるのであればあるに越したことはない,となります。

推薦入試では書類審査が重要なので,満点近くの成績をとっておかないとチャレンジすることさえできません

一般入試では,試験で同点だった場合のみ評価の対象とする,といったところが多いようです。

調査書には3年間の成績が記載されるので,3年生で挽回することはできませんから,進路の選択肢を広げたければ1年生の1学期から全力で臨むことです。

あと,調査書で見落としがちなのが出席日数です。

休みが多いとマイナス評価になる大学もあるので,3年生の後半で単位が取れるギリギリまで休んで受験勉強に充てる,というのはやめた方が賢明です。

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最初の定期試験が肝心

良い成績をとりつつ学力も相応に高めていくためには最初の定期試験が肝心

ここで結果を出すことで,その後の学校生活における勉強の優先度を子どもが実感できるはずです。

ただ,高校生活,部活に慣れたかどうかの時期にやってくる定期試験で結果を出すのは容易なことではありません

さらに,ギリギリのラインで高校に受かった子にとっては授業のレベルが高く感じるので,余計に不安なはずです。

当然,試験内容はそこまで難しいものではありませんが,試験の教科数も増えるので,中学生までの感覚で勉強していては絶対に間に合わないのです。

最初の試験だからこそ,全力で挑んで,全教科で最高の結果を出すことが重要

そのために塾を活用しましょう。

試験に対して必要な勉強量と計画をしっかりと明示してもらい,それをこなして試験で結果を出す,ということを早いうちに経験できれば,その後の試験もどれだけの努力が必要か分かってくれるはずです。

最初の試験の後にしっかり子どもと話し合い,3年後の大学受験について考え,塾を続けるかどうか自分で判断させましょう

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入塾するタイミングの注意点

保護者の皆さんは,子どもの学力向上や大学受験の対策を目的として塾に通わせたいと思われるかもしれません。

しかし,それでは遅い場合があります。

子どもが苦手意識を持ってから塾に通うと,自分が勉強をできないということを再認識して勉強嫌いが悪化し,塾を監獄のように感じることがあります。

また,大学受験の対策は,それまでの復習,学校の勉強,大学受験対策を並行して学ぶことになります。

例えば,3年生から始めて1年弱,約11ヶ月で合格圏に入るのはかなりシビアなスケジュールになります。

それまでほとんど家で勉強していなかったのに,モチベーションを保ったまま,塾に通い,宿題もこなす生活を続けられるでしょうか

ですから,子どもにが行きたいと言うのであればいつでも構いませんが,保護者の意思で塾に通わせるならなるべく早く,高校入学前に検討しましょう。

単純に,長い時間をかけて塾の先生と関係を築けるというメリットもありますし。

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通塾する回数の注意点

いざ通塾するとなると,週何回通うか決めなければなりません。

集団指導塾ではほぼ決まっていますが,個別指導塾では回数が選べるはずです。

そうなったとき,ぜひ,塾の提案を聞いてみてください

体験授業,入塾試験,学校の試験結果等を総合的に見て,どれだけ通塾する必要があるかプロが判断してくれたわけですから。

塾側からするとたくさん通ってくれた方が儲かるのは間違いないのですが,結果が伴わなければ退塾となるので,適切な回数を提示してくれるはずです。

また,判断基準の1つに子どもの自学力(自習で学力を伸ばす力)があるのですが,この判断は講師でないとなかなか難しいです。

例えば,自学力が高ければ,週2回,英語,数学の授業を受け,宿題をこなすことで効率よく学力が上がります。

しかし,自学力が低いと,自学力を伸ばす訓練から始めなければなりませんし,最初は週3回,数学の授業を受ける必要がある,ということになります。

自学力は大学受験に大きく関わってくるので,宿題の量や質だけでなく,適切な自習の仕方まで指導してくれる塾が理想ですね。

ということで,通塾の回数と学力の向上は単純に比例しないので注意が必要です。

目安は,定期試験対策なら1教科週2回で結果が出ると考えてください。

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入塾する時期のまとめ

基本は,なるべく早く子どもを塾に通わせ,計画的に勉強すれば結果が出ることを経験させましょう

2年生,3年生になってからだと,学力は上がっても成績は取り返せません

また,早くから塾に通えれば定期的に復習もしてくれるので,3年生になって焦ることもありません

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