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勉強における “Done is better than perfect.” 受験生は完璧主義より完遂主義であれ

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完璧と完遂のはざまで

勉強に限らず,人は完璧と完遂のはざまで常に揺れ動いている

完璧を目指せば終わらせることができず,完遂を目指せば質が落ちる。

実際,この2つを両立するのは非常に難しいけど,どちらも大切

完遂には基準があるけど,完璧にはない

完璧には夢があるけど,完遂にはない

本当に難しい問いだよね。

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Done is better than perfect.

Done is better than perfect. ~完璧より完遂を~

これは Facebook 社の壁に書かれていることで有名な言葉。

創業者のマーク・ザッカーバーグ氏が考えたのかどうかは定かでないけど,社の重要なモットーの1つだそう。

仕事をする上では基本的に完璧より完遂が重要視されるし,その方がうまくいくというのはよく聞く話。

勉強でも同じだと言いたいところだけど,勉強における完璧ってある程度の基準があるから,ちょっと話が変わってくる。

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勉強における完璧と完遂

君も勉強をしていて迷ったことがあるんじゃないかな?

今日はこの範囲を終わらせる」か「今日はこの範囲を完璧にする」かで。

当然,計画通りに完璧になればベストだけど,なかなかそうもいかない。

「まだ完璧じゃないけど計画通りに進めないと全範囲終わらないよな…」

「完璧になるまでやりたいから,計画を変えようかな…」

悩ましいよね。

実際,どちらの方法がいいか考えてみよう。

完璧主義 → スペシャリスト

とにかく全部理解して,全問正解できるようになるまでやる。

試験では完璧になった範囲は満点が取れるけど,そうでない範囲はほとんど点が取れない。

日本の教育課程は基本的に積層構造になっている。

つまり,最初から順に完璧にしていかないと,その次も,その次の次も,ずっと理解するのに苦しむことになるんだ。

中学生まで全然勉強ができなかったのに,高校生になった途端一気に成績が上がるなんてことはそうそうないということ。

だから,基本的には完璧主義でないと,効率よく勉強を進めることはできないよ。

完遂主義 → ゼネラリスト

理解度は気にせず,とにかく計画通り終わらせる。

試験では全範囲でそこそこの点が取れる。

完遂主義でいると,新たに習ったことや先生の一言がきっかけで,以前の内容の理解が進むことがある。

実際,学んだことが他の単元,教科とつながることで,記憶がより強固に定着したり,理解を助け合ったりすることがあるんだ。

2次関数がよく分からなかったけど3次関数をやったら分かるようになったり,国語から社会,理科から数学につながったりね。

あとは,全範囲を学んだことによって全体像がはっきりし,勉強の仕方が洗練されることもある。

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結論:完璧主義より完遂主義であれ

受験生は完璧主義より完遂主義でいよう

理由は4つ。

  1. 受験は戦略が最重要
  2. 全体的に点数が取れたほうが有利
  3. 全体像を把握することによる効果が期待できる
  4. 全範囲やることで理解が加速する可能性がある

学問を学ぶのであれば完璧主義でいてほしいとは思うよ。

ただ,こと受験となると,いかにして1点でも多く取るかが重要になる。

だから,1歩下がって冷静になり,計画通り着々と勉強を進めた方がいい

完璧になることにこだわりすぎて時間を忘れると,大きな穴ができるからね。

それが入試で出題されれば取り返しがつかないよ。

小さな穴があっても,全範囲がカバーできていたほうが傾向の変化にも対応できるしね。

実践問題を解いたり,模試を受ければどちらがいいか実感できるはず。

気持ちの面でも,完璧な部分を拠り所にするのは非常に危ういよ。

できない部分があるということが頭の片隅にあるとかなり不安になるからね。

とはいえ,得意教科に関しては計画の範囲内で完璧主義を貫いてもいい。

それが得点源になる確証があるならね。

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まとめ

“Done is better than perfect.”

これは僕個人も常に気をつけていること。

質はもちろん大事なんだけど,そればかり気にしていたら伝えたいことが伝えられないからね。

完遂したことによる達成感を味わって,それが癖になれば,自ずと完遂主義になれるはず。

自分で決めた計画に従って,コツコツと学力を高めていこう