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【検定】英検・漢検・数検は高校受験・大学受験の役に立つ!取得する学年と級の関係

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検定の各級の概要

検定について話す前に,3検定(英検・漢検・数検)の各級の出題内容について確認しよう。

  英検 漢検 数検
1級 大学上級程度 大学・一般程度
(約6,000字)
大学程度・一般
準1級 大学中級程度 大学・一般程度
(約3,000字)
高校3年程度
(数学Ⅲ程度)
2級 高校卒業程度 高校卒業・大学・一般程度
(2,136字)
高校2年程度
(数学Ⅱ・数学B程度)
準2級 高校中級程度 高校在学程度
(1,940字)
高校1年程度
(数学Ⅰ・数学A程度)
3級 中学卒業程度 中学校卒業程度
(1,607字)
中学校3年程度
4級 中学中級程度 中学校在学程度
(1,322字)
中学校2年程度
5級 中学初級程度 小学校6年生修了程度
(1,006字)
中学校1年程度

英検 – 各級の目安

漢検 – 各級の出題内容と審査基準

数検 – 各階級の概要・検定の内容

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検定の価値

そもそも検定はその人の実力を統一された基準で示してくれるもの

だから,持っているだけで自分の力の証明になるし,自尊心,自己肯定感は高まる

ただ,検定を他のことに利用しようとした途端,取扱いに注意しなきゃいけなくなるんだ。

具体的には,検定の価値について「証明の効果」と「学習の効果」を区別して考えることになる。

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高校受験

証明の効果

高校を受験するとき,中学の内容が習得できている証明として検定を使っても無意味

3検定の3級は中学校卒業程度なわけだから,それを持っていてもなんのアドバンテージにもならないということ。

3級程度の学力があるか試すのが入試だからね。

だから,証明として検定を利用したいなら,準2級以上を持っていないと意味はないよ。

学習の効果

3検定の試験はその道のプロが作っているから,そこらの学校の先生が作ったテストより間違いなく質が高い

だから,3検定の3級は受験の下準備として実用的

中学3年生になるまでに取得できれば,1,2年生の復習にもなるし,授業や定期試験も有利に進められるしね。

ただ,それだけで入試対策が十分かと言われるとそうではない。

勘違いしてはいけないのが,出題内容の目安。

「○○程度」と書いてあるように,その学年に完璧に対応した内容ではないんだ。

だから,3級が取れたからといってそのまま入試も良い点が取れるとは限らないからね。

あと,検定は受験勉強を始めるまでに取ろう

具体的には中学2年生のうちに取れればいいかな。

早ければ早いほどいい。

3年生になってから検定を取ろうとするのはやめよう

もう検定のための勉強に時間を使う余裕はないからね。

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大学受験

証明の効果

大学受験は高校受験と違って検定を受験に利用することができるから注意が必要。

大学によっていろいろだけど,受験資格として英検準2級を必須としたり,英検2級以上を入試の英語の点数に換算(100点満点で2級なら70点,1級なら100点,等)できたりする。

2020年度に受験をして2021年度から大学生になるみんなは入試改革によっていろいろな変更があるから,行きたい大学,入試についてしっかり調べておこう。

漢検,数検に関しては利用できるところがほとんどないから,考え方としては高校受験と同じ。

証明の効果を期待したいなら,漢検なら準1級以上,数検なら1級2年生までに取得しよう。

学習の効果

英検,漢検の2級,数検の準2級(数学ⅠA),2級(数学ⅡB)はセンター試験・大学入学共通テスト対策として実用的

だから,高校2年生のうちに取得するのはいい受験勉強になるよ。

3年生になったら検定の勉強に割く時間はないからやめておこうね。

ただ,英検に関しては3年生の間に取得した検定しか受験で利用できないところが多いから,結局,3年生の4月の試験で目指す級を取得できるように勉強しなきゃいけないんだけどね。

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その後の人生で…

大学に入ったらもう検定を使うことはないかというと,そうでもない。

特に,英検は就職活動でも資格としてアドバンテージになる。

実際にはTOEIC等の検定の方が有利な場合もあるけどね。

最近では対策授業があったり,取得を促したりする高校も増えてきたから,将来のことも考えて早めの取得を検討しよう。

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まとめ

受験で有利になりたいなら,高校受験なら準2級以上,大学受験なら1級を目指そう。

範囲の絞られた定期試験と,全範囲的な検定,模試の勉強を並行して行うのは受験の基本だからね。

将来のことも考えつつ,検定の価値を理解して利用していこう。