精神論は勉強のスパイス
たまに精神論をバカにする人がいるけど,僕はそうは思わない。
勉強をするには基本的にやる気が必要なんだから,自分の精神をコントロールするというのが重要なことくらい考えたら分かるだろうに。
まあ,知的好奇心があればやる気なんていらないんだけど,勉強以上に面白いことなんて今の世の中には山程あるしね。
ちょっと勉強に向き合えなくなってしまったときのために,自分のやる気を引き出す方法を準備しておこう。
ポジティブかネガティブか
ポジティブ=積極的・楽観的,ネガティブ=消極的・悲観的。
勉強に対して君はどっちかな?
ポジティブであることはとても大事。
自分ならできると思って勉強に取り組んでほしいからね。
ただ,ポジティブなだけでは勉強ができるようにはならない。
というか,それだけでできるようになれば苦労はない。
ポジティブ=理想を見る,ネガティブ=現実を見る,という傾向がある。
まさに理想と現実。
理想を描きながらも現実も見ていかないと本番で足をすくわれるよ。
もちろん,ネガティブなだけでもダメ。
ポジティブの弊害
ネガティブな人が理想を持つのは比較的簡単。
ネガティブであることに対して良くないと思っている人がほとんどだからね。
気をつければすぐにポジティブにもなれるし,根がネガティブだから現実逃避することも少ない。
一方,勉強をする上でかなり危険なのがポジティブな人。
ポジティブであることが良くないと思っていないからね。
人の話を聞かないのも圧倒的にポジティブな人の方が多いし。
ポジティブが害になる例として,大丈夫のハードルが低いというのがある。
勉強をしたとき,
「これだけやれば大丈夫」「ここまで分かれば大丈夫」「これを覚えたから大丈夫」
というように,必ず達成度を確認するよね?
ポジティブな人はこの基準がゆるいことが多い。
きつい言葉で言えば自分に甘い。
これが悪化すると,思い込み,早とちりに繋がったり,基礎を疎かにするようになる。
試験,受験においても,この範囲は出ないだろうと謎の判断をして勉強せず,本番で出題されて点がとれないなんてことも。
ちなみに,この点においてはネガティブな人も注意してほしいんだけど,傾向を調べて出題されていない単元があっても,出題範囲であれば勉強するべき。
ポジティブにネガティブ
この場合は「積極的に悲観的でいよう」という意味。
僕の尊敬する先輩の教えでもあるんだけど,ポジティブな人もネガティブな人も,ネガティブのメリットを知っておこう。
上の例でいうと,試験,受験においてネガティブであれば,この単元も出題されるかもしれないと考えられるし,そう思えば勉強するだろうし,結果的に出題されても点がとれる。
さらに,ネガティブでいると不安な部分に敏感になれる。
自分の弱点を見落とさないというのは勉強においてとても大事。
ポジティブでいると気づけないこともあるんだよ。
あと,不安を感じて勉強しなきゃと思うのは,あまり良いモチベーションの保ち方ではないけど,長続きはするよね。
まとめ
ポジティブかネガティブか,こればかりは人の性格だから根本的に変えることはできない。
勉強においてはどちらも大事だということを覚えておこう。