正,負の数の乗法
【定義】
乗法:かけ算
積:乗法の結果
除法:わり算
商:除法の結果
- 同符号の2数の積は,絶対値の積に正の符号をつける。
- 異符号の2数の積は,絶対値の積に負の符号をつける。
- 同符号の2数の商は,絶対値の商に正の符号をつける。
- 異符号の2数の商は,絶対値の商に負の符号をつける。
- 正,負の数でわることは,その数の逆数をかけることと同じ。
計算法則
【法則】
乗法の交換法則
$a \times b=b \times a$
乗法の結合法則
$( a \times b ) \times c = a \times ( b \times c )$
分配法則
$a \times ( b + c ) = a \times b + a \times c$
$( b + c ) \times a = b \times a + c \times a$
積の符号と絶対値
いくつかの数の積について,次のようにまとめることができる。
$( 積の符号 ) = \begin{cases} + & ( 負の数が偶数個 ) \\- & ( 負の数が奇数個 ) \end{cases}$
$( 積の絶対値 ) = ( かけ合わせる数の絶対値の積 )$
累乗
【定義】
累乗:同じ数をいくつかかけ合わせたもの
指数:いくつかけ合わせたかを示す数
四則の混じった計算
四則やかっこの混じった計算の順序
- 累乗があるときは,累乗を先に計算する。
- 加減と乗除が混じっているときは,乗除を先に計算する。
- かっこがあるときは,かっこの中を先に計算する。
正の数,負の数の活用
正,負の数を使うと,平均などの計算がしやすくなる。
数の集合と四則
【定義】
集合:ある条件に当てはまるものをひとまとまりにしたもの
例)
自然数全体,整数全体