ハップス-ギュルダンの定理
【定理】
ハップス-ギュルダンの定理
平面上の曲線で囲まれた図形 $A$ が,この平面上にあって $A$ と交わらない1つの直線を軸として1回転してできる立体の体積は,$A$ の重心が描く円周の長さと $A$ の面積との積に等しい。
ハップス-ギュルダンの定理の利用
例)
円 $x^2+(y-2)^2=1$ を $x$ 軸の周りに1回転してできる回転体(円環体)の体積 $V$
【解答】
ハップス-ギュルダンの定理より
$V=(2\pi\cdot 2)\cdot(\pi\cdot 1^2)=4\pi^2$
※上記の例のように,回転体の体積を積分を使わずに求められる場合がある。高校で学ぶ範囲外になるため答案には使えないが,覚えておくと検算に役立つ。